不妊症とストレス

不妊症とストレス

適度なストレスは生活を活性化しますが、過度のストレスになると自律神経のバランスを崩し、芽根気力を弱めてしまいます。

ストレスは妊娠を遠ざける

仕事の帰りが毎日遅い、不妊治療を続けて何年も経過しているなど、ストレスに感じたり気持ちが焦ってしまったりすると思います。
しかしストレスは少しずつ身体の熱を奪っていき、心と身体に弊害を起していくのです。適度なストレスは生活を活性化しますが、過度のストレスになると自律神経のバランスを崩し、免疫力を弱めてしまいます。

実際にストレスを抱えていると身体はまずストレスに対して身を守るために働かなければならないため、妊娠したり、妊娠を継続するだけのエネルギーが得られなくなってしまいます。 そのため妊娠しにくくなってしまうことは事実です。
ストレスを溜め込まないことが妊娠への第一歩とも言えるのです。

ストレスは妊娠を遠ざける

焦らない

焦らない

女性にとって妊娠にはタイムリミットがあるということも事実です。たしかに35歳を過ぎると卵子の質が低下し、40歳を越えると妊娠だけでなく、出産時にリスクが伴うようになります。
こうしたことがあると、一般不妊治療を飛び越えて、高度生殖医療を求める人も多いでしょう。
お医者さんに勧められることも多いと思います。 しかし最新の技術をもっても、妊娠できないことがあるのも事実です。

妊娠したいと思っているのに妊娠できない状態は、女性にとって大変なストレスとなります。
生理が来るたびにガッカリしたり、悲しみ、怒り、さらには情けないなどという気持ちになるかもしれません。 なかにはどうしても治療自体が苦痛を伴う場合もあります。するとさらに結果が出ないことにイライラし、精神的にまいってしまいます。
こんなときは先に妊娠した人に対する焦りや不妊治療をせずに妊娠した人に対する嫉妬などを感じてしまうこともあるでしょう。 こういった心の変化は明らかに妊娠確率に影響を及ぼします。

焦ってしまうと妊娠から遠ざかってしまう

気持ちが不安定になると妊娠しにくい身体になってしまう!?

よく「病は気から」という言葉がありますが、これは東洋医学の考え方からきています。
東洋医学では心と身体は表裏一体と考えていて、心は身体に、身体は心に、それぞれ影響しあっているので、心がコリコリになっていると身体もコリコリになってしまうのです。
まずは焦らない、焦ってしまうと妊娠からも遠ざかってしまうことを知ってください。

心からリラックスすると副交感神経が優位になります。
副交感神経が働くと消化器が働き、栄養の吸収がよくなります。妊娠に必要なホルモンも分泌が盛んになります。
またリラックスは全身の筋肉を緩め、毛細血管を拡げます。
すると血液循環が良くなり、栄養たっぷりの血液が全身にいきわたり、細胞が活性化されるのです。

不妊症で疲れたときの対処法

自分なりの対処法

自分なりの対処法

うまくいったときのことを思い出してみましょう。不妊に気づく前、あなたは困難にどのように対処してきましたか?
たとえば職場の人間関係が厳しいときなど、どのように乗り越えてきたでしょうか。学生時代は?
誰でも必ず自分なりの対処法をもっているものです。
でも心が弱ってきてしまうとそれを思い出せなくなってしまうのです。
うまくいったときのことを思い出して、自分なりのやり方をもう一度確認してみましょう。

自分だけの時間をつくる

自分だけの時間をつくる

何もしなくていい、ゆっくりと過ごす自分だけの時間をつくりましょう。
リラックスしたら「今どんなことを感じてる?すっきりしてる?」と自分の身体に聞いてみるのです。
頭で考えるのではありません。身体に聞いてみましょう。身体は色々な言葉を発しています。
でも普段は忙しくて聞き取ることが出来ず過ごしてしまいます。でも今はゆっくりと答えを待ちましょう。
スッキリしているのであれば大丈夫。

もしも、もやもやがあると感じたら、無理に言葉にはせず「もやもやがあるな」と受け入れましょう。
そしてしばらくそれと向き合ってみるのです。

自分の身体をチェックする感覚で、時々やってみるといいですね。

自分自身の応援団になろう

自分自身の応援団になろう

「やっぱり私はダメ」「女として失格かもしれない」「まだ足りない、もっと頑張らなくちゃ…」 そんな風に自分に対して厳しいことばかり言っていませんか?

ただでさえ不妊というつらい状況に耐え、周囲に理解されずに苦しいことも多いのですから、もうこれ以上自分に頑張れと言う必要はないのです。自分だけは自分の味方でいましょう。

「どんな自分でもいいんだ」「この自分がいいんだ」と認めるためにも、まずは自分に向けた鋭い言葉に気づいてください。
「あ、今心の中で自分に厳しいことを言ってるな」と気づいたら、言うのをやめればいいのです。それだけでも確実に一歩、気持ちがらくになるはずです。

気持ちを書き出したり日記につけてみる

気持ちを書き出したり日記につけてみる

あなたの気持ちを紙に書き出してみましょう。書くことで気持ちを整理できたり、今まで気づかなかったことを発見できるかもしれません。

また、少し時間を置いてそれを見たときに、自分自身を客観視できるということもあります。

日記は「自分との対話」といわれるように、誰にも入れない思いをつづったり、書きながら気持ちを掘り下げることが出来ます。改めて自分を知り、認めるという作業の助けにもなります。

無意識の決めつけや、考え方をチェックしよう

無意識の決めつけや、考え方をチェックしよう

「絶対に」「必ず」「~しないといけない」「すべき」「ありえない」。
そんな決め付けるような言い方が癖になっていませんか?
決め付ける言い方を癖にしていると、考え方まで決め付け型の完璧思考が癖になってしまいます。

完璧思考は上昇するためには大事ですが、極端になりすぎると無意識のうちにストレスを溜め込んでしまいます。
自分ではなかなか気づきにくいので、「こんな言葉がいっぱい出てきたら注意してね」とパートナーに伝えて、そのつど指導してもらいましょう。

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