患者さんの状態によって、お経を使用することがあります。昔から不妊や冷えにはお灸が効果的であり、ずっと使われてきました。お灸は、熱刺激で体を温めると同時に白血球が増えて免疫力が高まります。

どうしても鍼が苦手という方や金属アレルギーの方には、鍼の代わりとして施術することもできます。

「吸い玉」や「吸玉」などとも呼ばれる施術法で、プラスチックのお椀型のカップを使って皮膚を真空状態にして引き上げることにより、血管の中にある赤血球などの成分が血管に引き出されます。
すると人体の造血メカニズムが活発に働きだして新しい新鮮な血液を造ります。

つまり酸素や栄養が豊富な血液が増えて血液の新陳代謝が良くなるのです。

子宮の壁は血液から出ているので、いかに新鮮で質の良い血液を子宮に送ってあげられるか？とういことが着床環境を整える上で非常に大切なキーポイントとなります。ですから当院では、鍼で血流をよくするだけでなく真空浄療法で血液の質も高めているのです。

吸引した跡がアザのように残ることがありますが、一週間くらいできれいに消えていきます。

トップアスリートの中で人気の高濃度の酸素が入ったオイル、オーツークラフトを使ったオイルトリートメントです。
肩こりなど自覚的なコリなどがある時にはその部位を行うことも多いのですが、不妊治療をされる方には、とくに腰や骨盤周りの血流をよくする目的で行っています。高濃度の酸素が皮膚から吸収されて骨盤周囲の組織を活性化させます。

また、オイルトリートメントでしっかり筋肉を緩めてから整体を行うと骨が動きやすくなって整体の効果も倍増します。

生殖機能には、骨盤の状態が大きく関係します。
女性は月軽周期に応じて骨盤の開閉が繰り返されています。排卵があると骨盤は締まり、月軽期間中は開いた状態で、終わると閉まっていきます。
妊娠時にも骨盤はだんだんと開いていって出西時に最大になり、出産後に閉じていきます。

このように月軽・妊娠・出産と骨盤は深い関係があります。
骨盤が歪んでいることにより、骨盤の開き閉じスムーズにいかなくなると骨盤内の血流が悪くなり、冷えたり、ホルモンバランスが崩れる原因となります。
また、骨盤が歪むと骨盤の上に位置する背骨も当然歪みますので、背骨の中を通る自律神経にも悪影響を及ぼして、子宮や卵巣に関係のある神経の動きが悪くなってしまいます。

なので当院では、はり施術だけでなく整体で背骨や骨盤の歪みをしっかりと整えて自律神経の動きをスムーズにして、ホルモンバランスを整えていきます。
大きく分けて当院の整体には骨を直接整える整体と筋肉を緩めることで骨を自然な位置に整えていく整体の2種類があり、患者さんの身体の状態に合わせて使い分けています。

このような、はり施術とアロマオイルトリートメントや整体などの手技の組み合わせが当院の不妊治療の最大の特徴であり、高い成果をあげている要因でもあります。